パンダの赤ちゃん死ぬ 生後1週間足らずで…

[ 2012年7月11日 13:21 ]

 東京・上野動物園でジャイアントパンダのシンシン(7歳)が産んだ雄の赤ちゃんが11日朝、死んだ。死因は肺炎。東京都が明らかにした。

 都によると、11日午前6時45分ごろ赤ちゃんの鳴き声を確認。午前7時半ごろ、赤ちゃんがシンシンのおなかの上であおむけになっていたため、飼育員が取り上げたところ心肺停止状態で、保育器に入れ蘇生措置を試みたがかなわず、同8時半に死んだのを確認した。
 赤ちゃんは5日に上野動物園としては24年ぶりに誕生。シンシンは出産直後、赤ちゃんを抱いて授乳していたが6日夜に抱く様子を見せなくなり、動物園が赤ちゃんを7日にいったん保育器に移した。その後、母親の元に戻し、シンシンは授乳していた。

 上野動物園では、パンダの赤ちゃん誕生は今回が4例目、自然交配では初めてだった。1985年から88年にかけてホアンホアンが産んだ3頭のうち、1頭は生後間もなく死んでいる。

 シンシンと、雄のリーリーは昨年2月に中国から来日。今年3月に同居させたところ、2回の交尾が確認された。

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2012年7月11日のニュース