「まだ師匠のイメージ」も…桂三枝 「桂文枝」看板に大感激

[ 2012年7月10日 08:27 ]

桂文枝の看板を見ながら襲名への想いを語った桂三枝

 上方落語の大名跡「六代桂文枝」襲名を翌週に控える桂三枝(68)が9日、大阪・なんばグランド花月入り口に掲げられた石川県の「山中漆器」による伝統工芸看板の除幕式に出席した。

 漆器に金箔(きんぱく)の名前があしらわれたもので、「桂三枝」に加え、襲名より一足お先に「桂文枝」の看板もお披露目。「文枝というのは、まだ師匠の名のイメージですが、この名前になるのかと思うと感慨深い。素晴らしいものを作っていただき大満足です」と感謝した。

 看板は同劇場で16日に開催の襲名披露公演時に付け替え予定で、1週間の“短命”に終わる三枝の看板について「46年の愛着がある名前なので、いただけませんか?」と熱望。同席した吉本興業の吉野伊佐男会長らの許可をもらい「(府内の)自宅玄関に飾りたいと思います。表札にしようかな。盗まれないようにしないと」と笑わせた。

 伝統工芸看板は約3カ月ごとに日本各地の伝統工芸作品を展示するもので今年4月スタート。今回が群馬県「沼田指物」に続く第2弾となる。

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