加藤登紀子 被災者に寄り添う「原発論争と別の部分で…」

[ 2012年3月19日 06:00 ]

映画「フクシマ2011」のトークショーを行った加藤登紀子

 歌手の加藤登紀子(68)が18日、原発事故の被害に遭った福島県南相馬市や飯舘村などの人々を追ったドキュメンタリー映画「フクシマ2011 被曝(ひばく)に晒(さら)された人々の記録」(公開中、監督稲塚秀孝)のトークショーを都内で行った。

 テーマ曲の「神隠しされた街」を担当。「これだけの事故を経験した日本が、脱原発と言えないのはありえない。未来へ歩いて行けるかどうかの瀬戸際」と訴えた。また被災地の住民について「離れる、残る、どちらの選択をされるにしても、われわれは寄り添わねば。原発論争と別の部分で守らなくては」と力を込めた。

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2012年3月19日のニュース