石川さゆり 着物40点で被災地支援!オークションに出品

[ 2012年3月14日 06:00 ]

40周年記念の特別公演で日本初の女優・川上貞奴を演じる石川さゆり

 演歌歌手の石川さゆり(54)が、愛用の着物40点を出品し「東日本大震災復興支援着物チャリティーオークション」を行うことになった。14日に東京・日本橋浜町の「明治座」で開幕する40周年記念「石川さゆり特別公演」で入札を受け付ける。

 石川が40周年記念の合計40回公演に合わせ、40着の着物で被災地支援に乗り出す。

 石川は自宅に着物を収容する専用の部屋があるほどの和服好き。今回はそのコレクションの中から愛着のある40点を自ら選んで出品した。いずれもNHKなどの歌番組や、パーティーに出席した際に実際に着用したもの。菊の地紋に絞りを施し、金糸銀糸で藤を縫い込んだ淡い緑の訪問着から、背に木の幹を描いた大胆な柄までバラエティーに富んでいる。各着物の値段は明かされていないが、高級な訪問着は1着100万~200万円ほど。石川は今回、4000万円以上を提供したことになる。

 石川は震災が発生した昨年3月、名古屋の御園座で1カ月公演中だった。すぐに支援活動に動きたかったが、翌4月も大阪の新歌舞伎座で1カ月公演。仕事が一段落付いた7月から気仙沼や石巻、宮古など被災地の慰問を開始した。震災から1年が経過したが、支援継続の意思表示も含めて今回のオークションを企画。「私の着物で被災者の方を支援できて、ファンの方にも喜んでいただけるなら、こんなにうれしいことはありません」と話している。

 4月10日までの公演期間を4期間に分け、公演回数に合わせて着物をそれぞれ10、10、9、11着割り当てた。入札額の高い順から割り当て枚数の人数が落札となる。ただし着物の指定はできず、抽選の上で送られる。詳細が明記された入札用紙は劇場入り口で配布。劇場3階ロビーでは1期間に2着、公演期間中合計8着が展示される。

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