芦野宏さん死去 紅白10年連続出場 シャンソンブームをけん引

[ 2012年2月7日 11:44 ]

死去したシャンソン歌手の芦野宏さん

 シャンソン歌手で日本シャンソン協会会長の芦野宏(あしの・ひろし、本名羽鳥広=はとり・ひろし)さんが4日午前8時57分、間質性肺炎のため東京都中央区の聖路加国際病院で死去した。87歳。

 東京都出身。葬儀・告別式は親族で済ませた。後日お別れの会を開く。

 東京芸大声楽科を卒業後、1953年、NHKラジオ番組に出演しシャンソン歌手としてデビュー。歌や司会、ドラマ出演などラジオ、テレビで幅広く活躍した。NHK紅白歌合戦に10年連続で出場、故越路吹雪さんらとともにシャンソンブームをけん引した。「ラ・メール」「ミラボー橋」「幸福を売る男」などがヒットした。

 90年紫綬褒章、96年勲四等旭日小綬章。著書に「パリの空の下」など。

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2012年2月7日のニュース