由紀さおり 40年ぶり&史上最年長トップ10入り

[ 2011年11月22日 06:00 ]

由紀さおりが「ピンク・マルティーニ」と共演したアルバム「1969」

 由紀さおり(63)が米ジャズグループ「ピンク・マルティーニ」と共演し、世界24カ国で発売されたアルバム「1969」が28日付オリコンチャートで7位に急上昇することが21日、確定した。

 アルバム部門では、昨年5月に高橋真梨子が「No Reason2~もっとオトコゴコロ」(最高5位)で記録した61歳3カ月を上回り、女性歌手として史上最年長のトップ10入り。ただ、単独名義が対象となるため、共作の今回は参考記録となる。

 初登場した先月19日付から今月14日付のランキングまでは300位圏外だった。先週21日付の26位からさらに順位を上げ、由紀のトップ10入りは71年1月のシングル「生きがい」で7位を記録して以来で40年10カ月ぶり。

 同作は由紀がデビューした69年のヒット曲を収録。代表曲「夜明けのスキャット」やいしだあゆみ(63)の「ブルー・ライト・ヨコハマ」など12曲中11曲を日本語で歌っている。

 ピンク・マルティーニとの共演は、リーダーのトーマス・ローダーデール(40)が10年以上前に由紀のファーストアルバム「夜明けのスキャット」を中古レコード店で見つけ、ジャケット写真にほれ込んで購入したことがきっかけ。「高音も低音も美しい」と透明感ある歌声に魅了されたという。美声と同楽団の世界的知名度もあって海外から大ヒット。米iTunesジャズチャート1位(2日付)をはじめ、カナダの同ワールドミュージックチャート1位など各国のランキングで軒並み上位にランクイン。63年に発売した故坂本九さんの「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」が米ビルボードで1位を記録して以来の日本語作品の世界的ヒットとなっている。

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2011年11月22日のニュース