発言は取り消さない 武田邦彦教授「健康を害する」発言の意図説明

[ 2011年9月9日 12:56 ]

 読売テレビ(大阪市)の番組で中部大の武田邦彦教授が東北地方の農産物について「健康を害する」と発言した問題で、抗議のメールを送った岩手県一関市の勝部修市長に、武田教授から「子どもたちを放射能から守るべきだと考えた」と意図を説明する返信があった。9日、市長が明らかにした。

 勝部市長によると、武田教授は放射性物質を「青酸カリ」と有毒物に例えたことについては「分かりやすくするため」と説明。発言は取り消さない考えも記されていた。

 勝部市長は「子どもを守りたいという思いや、土壌を除染するべきだという考えは自分も同じ。一定の理解はできるが、青酸カリという言葉を出すのはいかがなものかと思う」と話した。

続きを表示

2011年9月9日のニュース