新藤監督映画「一枚のハガキ」 米アカデミー外国語映画賞に出品

[ 2011年9月7日 15:50 ]

 来年2月に授賞式が開かれる米アカデミー賞の外国語映画賞部門に、日本から新藤兼人監督(99)の「一枚のハガキ」が出品されることが決まった。世界各国の出品作の中から来年1月、ノミネート作品が発表される。

 申請があった22作品の中から、日本映画製作者連盟の外部選考委員7人が選んだ。映画評論家の品田雄吉選考委員長は「新藤さんの長いキャリアの到達点として、他の作品と比べてずぬけていた」としている。

 「一枚のハガキ」は、国内の現役最高齢監督である新藤監督の戦争体験に基づく物語で、一人の兵士の死がもたらす家庭の崩壊と再生を描いている。監督は「最後の作品」としており、昨年の東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。

続きを表示

2011年9月7日のニュース