岸谷五朗「“いい加減にしてくれよ”ってぐらい大変」

[ 2011年8月11日 13:30 ]

映画「夜明けの街で」完成報告会見に登場した(左から)若松節郎監督、深田恭子、岸谷五朗、木村多江

 俳優の岸谷五朗(46)が11日、都内で行われた主演映画「夜明けの街で」完成報告会見に共演の深田恭子(28)、木村多江(40)、若松節郎監督(62)とともに出席した。

 木村演じる美しい妻がありながら、深田演じるミステリアスな若い女性と不倫関係になってしまう主人公を演じる岸谷は「非常に繊細であることがまず、この作品の怖さでもあり、大きな魅力。1つひとつの心の変化をきちんとたどっていくという芝居作りをさせていただき、その繊細さを上回るち密な心の変化を捉えていたので、本当に疲れました。難しいテーマでもあり、本当にクランクアップできてよかった」と作品完成の喜びを語った。

 若松監督から「日本一不倫の似合う男といったら岸谷五朗。いかにも不倫をしそうな男よりは誠実そうな男がハマっていくのがいい」と太鼓判を押された岸谷だったが、愛人と妻に挟まれるという会見での状況に「地獄絵図ですね」と苦笑い。「本当にしんどい1、2カ月でしたね。(深田演じる)秋葉は特別な光を持っている女性で、そんな特別な女性に出会ってしまったことが大きなことだった。“いい加減にしてくれよ”ってぐらい大変でした」と苦しかった撮影を振り返っていた。

 初のラブストーリーとなる東野圭吾氏の同名ベストセラー小説の映画化で、美しい妻・有美子(木村)と娘という温かい家庭に恵まれた平凡なサラリーンマン・渡部和也(岸谷)が突然、現れた謎めいた派遣OL・仲西秋葉(深田)と禁断の恋に落ちていく…。10月8日より角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー。

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