桂三枝 石巻で公演「文枝になっても頑張る」

[ 2011年7月21日 20:16 ]

被災者慰問のため石巻市内の避難所を訪れ、子どもと握手する桂三枝

 上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を来年7月に襲名する、落語家でタレントの桂三枝が21日、東日本大震災の避難所になっている宮城県石巻市の湊小学校を訪れ、集まった被災者約200人に落語を披露した。

 終演後に三枝が「文枝になることが決まりました。頑張りまーす」とあいさつすると、客席から拍手がわき「頑張りましょう」との掛け声も上がった。

 公演は荷台が寄席の舞台に改装されたトラック「移動あおぞら花月」で行われ、立ち見も出る盛況ぶり。三枝のサインをもらった小学4年の高橋ちはるさん(9)は「毎日あまり楽しいことがないけど、きょうは面白くて、すごく笑った」と話した。

 公演には、三枝のほか吉本興業のお笑い芸人4組も出演。今後2カ月かけてトラックで被災地を巡回する。

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2011年7月21日のニュース