佐々木監督、黄金の“きみまろ七福神”参拝していた

[ 2011年7月19日 06:00 ]

サッカー女子W杯で日本を初優勝に導いた佐々木則夫監督と親交がある漫談家の綾小路きみまろ

 サッカーの女子W杯で日本を初優勝に導いた佐々木則夫監督(53)と親交のある漫談家・綾小路きみまろ(60)は「男泣きさせられた」と喜びに浸った。佐々木監督は大会前、きみまろが自宅のある山梨・富士河口湖町に寄贈した“きみまろ七福神”を訪れていたという。

 きみまろは自宅で一睡もせず決勝戦を観戦した。ファンのために体調と睡眠時間を大切にするきみまろとしては異例の徹夜である。

 PK戦のキックが決まった瞬間「やったぁ!金メダル、優勝、世界一!凄い!」の言葉が自然に口から飛び出した。いつまでも興奮冷めやらぬ表情だ。

 佐々木監督とは不思議な因縁で結ばれている。きみまろが自宅のある富士河口湖町に黄金の“きみまろ七福神”を寄贈。河口湖の周辺に安置したとき、監督が白い大きな愛犬を連れて七福神巡りしながら散歩していた。

 「あれは北京オリンピックの時でした。河口湖町の私のお店にも来てくださって、お参りしたら4位になり縁起がいいということで以来親しくさせていただいております。今回も愛犬とともに七福神を回ってくださったそうで、黄金の七福神でゴールド、金メダル!私、男泣きさせられました。東日本大震災の被災者の方々もきっと勇気と希望をもらったと思います」と熱く語った。

 「逆転逆転で決勝まで来て、決勝でも先制点を許し…」と涙をぬぐうきみまろ。極度のプレッシャーや緊張感を、監督は試合前、いつも“きみまろギャグ”を連発して選手たちを笑わせ、リラックスさせるという。きみまろは監督自身からその話を聞いて以後、一層なでしこファンになった。

 「PK戦になったとき、監督の笑顔がテレビに映ったんです。“ここまで来たんだ、あとはおまえたちに任せる!”っていう笑顔です。素晴らしい絆ですよね。なんだか私にもまだまだ運気が残っているような気がします。歴史的な瞬間に立ち会わせていただいて本当にありがとうございます」と感慨もひとしおの様子だった。

 ◆きみまろ七福神 07年、きみまろが所有していた七福神のうち、6体を観光振興のため富士河口湖町に寄贈。残りの1体は自費で町内に設置した。像はそれぞれ高さ1メートル50程度。1時間ほど河口湖畔を散策すれば七福神巡りができることから、中高年の人気スポットになっている。

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2011年7月19日のニュース