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佐藤隆太 ロケ地復興三宅島から被災地にエール!

[ 2011年7月18日 06:00 ]

映画「ロック」ロケ地の三宅島を訪れた(左から)倍賞美津子、佐藤隆太、土師野隆之介、麻生久美子。背景は島の観光名所「メガネ岩」

 映画「ロック わんこの島」(23日公開、監督中江功)に主演する佐藤隆太(31)らキャスト陣がこのほど、ロケ地となった伊豆諸島・三宅島でヒット祈願と試写会を行った。00年8月の同島噴火に伴う4年5カ月にわたる島民の避難生活と復興を描いた物語。6月に東日本大震災の被災地である宮城県石巻市を訪れている佐藤は「結果として(この映画が)被災者の(復興への)力になれば」と語った。

 約30枚の大漁旗が掲げられた体育館で行われた試写会。佐藤は「今までにないほど緊張している」と表情をこわばらせた。噴火の爪痕がいまなお色濃く残る三宅島。当事者の前での上映に、中江監督も「気が重く(島に)来たくなかった」と冗談めかしたほどだった。

 しかし島民の反応は上々で、平野祐康村長(63)は「噴火と避難、復興…われわれの体験したものが全部入っている。120%の出来」と満足顔。つらい日々が思い出されたのか、上映中にすすり泣きも聞こえたが、島民から「感動した」の声が上がると、佐藤らはホッとした表情を見せた。

 島に実在した雑種犬で、避難の混乱の中で飼い主と離ればなれになった「ロック」を軸に物語は進む。佐藤と麻生久美子(33)が演じる夫婦と、土師野隆之介(8)が飼い主一家を演じている。撮影が行われた昨年10月以来の来島となったキャスト陣は、その直前に死んだロックの犬小屋の前で手を合わせた。初回の上映はロックの命日に合わせて15日に開催された。翌16日の2回を含む計3回の試写会に集まったのは、延べ1150人。島の人口2780人の約4割にも上った。

 05年2月に全島避難が解除されてほぼ6年半。今も火山ガスは出続けており、風向き次第で飛行機が欠航するなど復興途上にある。それでも麻生は、約20年おきに起こる噴火と共存する島民の力強さを強調。「落ち込むこともなくポジティブ。状況を前向きに受け入れている」と話した。

 宮城県石巻市で行われた試写会では「三宅島の人が頑張って復興する姿に感動した。自分たちも頑張る」との声が上がったという。佐藤は「映画が三宅島の人を描いているのは変わらない。でも結果として、見た人の中で意味を持ってくれるならうれしい」と、三宅島の力強さが東北に伝わることを期待した。

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