「顔が見えない!」国会議員を痛烈批判

[ 2011年5月19日 06:00 ]

「絆の会」被災地訪問

 橋は毎日新聞への投書では「震災報道を見ていて、義憤に駆られることがある。国会議員の顔が見えない!いったいどこにいるのだ」と憤った。知人の首相経験者に「どうなってんだ」と電話もかけた。「選挙の時は地方に行って笑顔を振りまくのに、この災害で現地に行かないのが単純に不思議だった」からだ。

 阪神大震災の時は会場などをすべて自前で準備し、約2カ月後に横浜でチャリティー公演を実施。今回も多くの仲間に声を掛け「やれることをやろう」と少人数でも被災地を訪れる方針を模索した。一方で被災地の迷惑になったり、熱意の押し売りになってはいけないと悩んだ。支援団体「仙台とどけ隊」が協力し、各避難所の希望を調べながら慰問先を選んだ。「2カ月たってやっとここに来ることができた。避難所では段ボールの間仕切りで生活する状態なのに、われわれを受け入れてくれた」

 19日は南三陸町の4避難所、20日は七ケ浜町と多賀城市の2カ所を訪れる。「長い戦いになる。仮設住宅に入って、新たな暮らしが始まってからも生活は大変。だから、できる限り続けていきたい」と話している。

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2011年5月19日のニュース