判断できる人間に…田代まさし被告 懲役4年求刑「再犯の可能性高い」

[ 2011年5月18日 17:25 ]

 覚せい剤やコカインを所持したなどとして、覚せい剤取締法違反などの罪に問われたタレント田代まさし(本名政)被告(54)の公判が18日、横浜地裁(宮本孝文裁判長)で開かれ、検察側は「違法薬物への依存性、常習性があり、再犯の可能性も高い」として懲役4年を求刑した。

 田代被告は最終意見陳述で「これからは正しいかどうか判断できる人間になります」と述べ、結審した。判決は7月1日。

 検察側は論告で、共犯として有罪が確定した交際相手の女(50)が薬物を購入し、田代被告が代金を払っていたことなどを指摘し「薬物所持の共謀は明らか。保管を女性に任せて責任を免れようとし、極めて悪質だ」と訴えた。

 弁護側はコカイン所持と覚せい剤の使用については認める一方で「田代被告は女性が持っていた薬物の種類や量、保管場所を知らず、共同所持の刑事責任を問うのは乱暴」と主張した。

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2011年5月18日のニュース