韓流に負けん!台湾アイドル主演映画、前売券20分で完売

[ 2011年2月16日 09:38 ]

主演映画の前売券が20分で完売したヴィック・チョウ(左から2人目)

大阪アジアン映画祭

(3月5日)
 大阪市内で来月開催される「大阪アジアン映画祭」(5~13日)で発売した前売券のうち、コンペティション部門に出品された台湾映画「一万年愛してる」の上映3回分が20分で完売したことが15日、わかった。同映画祭事務局によると、「前売券完売は開催6回目にして初めて」という。

 人気の理由は、台湾のアイドルグループ「F4」のヴィック・チョウ(29)の主演作で海外初上映のため。チョウは台湾で日本の人気漫画をドラマ化した「流星花園~花より男子~」に出演。日本でドラマ化された際には小栗旬が演じた花沢類役でファンが急増した。ことし1月には東京、大阪でファンイベントを開催し、2日間4公演で8000人を動員した。

 現在、台湾観光大使を務めるアイドル4人組「飛輪海」や、ドラマ「イタズラなKiss」で人気を得たジョセフ・チェン(28)ら台湾人スターが続々と日本デビューを果たしているが、その先駆けとして日本での韓流ならぬ、華流人気を引っ張ってきた1人だ。

 事務局では「発売前から問い合わせが毎日20件以上。完売後も追加販売希望のメールや電話が寄せられていた」といい、「韓流に比べて市場は小さいですが、華流ファンの熱さを感じた」と驚く。反響を受け、3月9日に大阪・ABCホールでの追加上映が決定。22日に前売券を発売する。同作は、滋賀県出身で台湾在住の北村豊晴氏が長編初監督を務めた。

 ◇F4 台湾の男性アイドル4人組。日本の人気漫画「花より男子」をドラマ化した「流星花園」で、学園を牛耳るイケメングループ“F4”を演じた4人が、同名で2001年にユニットを結成。ドラマが放送されたアジア各国で大人気に。デビューアルバム「流星雨」は世界で400万枚を超えるセールスを記録。07年には「日本ゴールドディスク大賞」のザ・ベスト・エイジアン・アーティスト賞を受賞。 

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