医師からストップ…中村勘三郎5月まで休演

[ 2011年2月2日 06:00 ]

 体調不良のため都内の病院に入院中の歌舞伎俳優、中村勘三郎(55)が5月まで舞台出演を見合わせることになった。1日、製作の松竹が発表した。

 これに伴い、3月2日初日の「博多座大歌舞伎」(福岡市)を降板。配役を変更して上演する。3月30日の「三島村歌舞伎“俊寛”」(鹿児島・硫黄島)、4月2日の「鹿児島大歌舞伎」(鹿児島市)は延期。5月に予定していた公演も出演を見合わせる方向という。

 勘三郎は今年1月上旬に疲労を訴え、精密検査を受けたところ、「過労の蓄積」と診断された。ドクターストップがかかったため、東京・新橋演舞場の2月の公演「ペテン・ザ・ペテン」の出演を取りやめ、治療に専念していた。

 「ペテン…」で勘三郎の代役を務めるラサール石井(55)らキャストには、電話で元気な声を聞かせていたといい、関係者は「体調が万全になってから復帰させたい」。勘三郎は「元気になった勘三郎を待ってください」とコメントしている。

続きを表示

2011年2月2日のニュース