スポニチ特別賞に“欲張り娘”栗林梨奈さん

[ 2011年1月24日 06:00 ]

スポニチ賞を受賞した栗林梨奈さん

 24日に開催される「第43回2011年度ミス日本グランプリ決定コンテスト」(スポーツニッポン新聞社後援)の前夜祭・激励会が23日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われた。本選を前に発表された「スポニチ特別賞」には、都内の女子大4年生の栗林梨奈さん(22)=神奈川県出身=が選ばれた。

 大学卒業を前にしての大きな栄誉。「やることはやったので、“人事を尽くして天命を待つ”という言葉のように、神様を信じてました」。トロフィーを見つめ、口角がキュッと上がるキュートな笑顔をはじけさせた。

 ミス日本の公式携帯サイトのブログやプロフィルの閲覧数などの総合点で1位となり、スポニチ特別賞を獲得。副賞としてバリ島ペア旅行券が贈呈された。

 日本の伝統文化をこよなく愛する。15年前から始めた書道は準5段の腕前。華道は約4年のキャリアだが、広山流華道教授の許状を所持している。「茶道では、夏は涼しく、冬は暖かく感じていただけるように、との作法から、思いやりの心を学びました。日本文化の中に残る、思いやりの心を後世に残していきたい」と話す。4月には商社へ就職するが、「海外のこともいろいろ勉強したい」と、まだ見えぬ未来を楽しみにしている。

 自分の性格は「とにかく欲張り」と分析。就職活動の面接でも「短所は欲張りなところ」と紹介していたという。現在の習い事は「書道、華道、着付け、茶道、ゴルフ」と幅広く活動。「大学最後の年なので、やり残したくない」と、その性格がチラリと伺える。同賞を獲得しても喜びに浸ることなく、「グランプリも欲しい!」と期待通りのコメントをくれた。

 今年の大会のテーマは「一生懸命な、こころ美人」。大会へ向け“一生懸命”に打ち込んだことはランニング。「きょうはドレスで隠れているんですけど、おしりが大きいんです」。コンプレックスを払拭(ふっしょく)しようと、毎日1時間のランニングに励んできた。自転車で並走してくれた母好子さん(55)に、本番で最高の笑顔を見せたい。

 ◆栗林 梨奈(くりばやし・りな)1988年(平元)5月13日、神奈川県生まれの22歳。都内の女子大で英語を専攻。08年の「ミス鎌倉」。趣味は茶道、ゴルフ、野球観戦。座右の銘は「隣人を自分のように愛しなさい」。1メートル65、B82・W55・H87。

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2011年1月24日のニュース