3年越しの思いようやく 遼くんが紅白開会宣言

[ 2010年12月21日 06:00 ]

 大みそかのNHK「紅白歌合戦」(後7・30)の開会宣言をプロゴルファーの石川遼(19=パナソニック)が行うことになった。昨年は「こども店長」加藤清史郎(9)、03年には当時大リーグ1年目の松井秀喜(アスレチックス)ら、その年を象徴する人物が務めてきた大役。08年のプロ転向以来NHKが熱視線を送り続けてきた超目玉が、満を持して暮れのお茶の間を飾る。

 最年少で世界4大メジャー全てに出場を果たし、日本の枠を超え活躍した本業はもちろん、先日発表された「2010年タレントCM起用社数ランキング」でも90年以降最多の17社で1位。若くして10億円以上を稼ぎ出す男が、今年最後の大舞台に登場する。
 開会宣言は00年には当時巨人軍監督の長嶋茂雄氏(74)が、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子(38)谷亮子(35)を従えて行った大役。昨年の清史郎くん、03年の松井ら日本の“顔”が務めてきた。NHKが3年越しで出演を切望してきたスターにふさわしい役割だ。
 NHK関係者は「あれほどの人物であれば、存在自体がサプライズ」と紅白の目玉として期待を寄せる。演出面に関してはこれから細部を調整。だが「小手先に頼らず、本人の輝きを大切にしたい」と同関係者は自信の口ぶりだ。

 現在、来年1月7日にタイで開幕するロイヤル・トロフィーを控え多忙の日々が続く。出番は開会宣言のみだが「サプライズなし」とも評された今年の紅白のまさにスペシャルゲストとなる。

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2010年12月21日のニュース