団十郎 海老蔵について語る「見た目よりはダメージを受けている」

[ 2010年12月21日 14:28 ]

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)の父親・市川団十郎(64)が21日午後、名古屋・御園座で記者会見した。殴打事件で無期限謹慎に入り、海老蔵の出演が困難になったため大幅に変更をされた演目を発表する会見だったが、焦点は事件の推移と海老蔵の近況に終始。海老蔵の復帰の時期については「いついつということではなく、皆様のお許しが出た時に…」と、一瞬目を潤ませる一幕もあった。

 団十郎にとっては“せがれの不始末”を必死でわびる、つらい時間となった。
 団十郎と海老蔵一家の家族会議、事件処理の動きなどに終始した会見で団十郎は、最近の海老蔵について「見た目よりダメージが多いようで、当人にはシビレなどの症状があると聞いています」とした。
 去る17日には家族会議が行われた。「申し訳ないことをした。これから生まれ変わるつもりでやりなおす」と決意を語ったという海老蔵。団十郎は「これまで忙しさにかまけて、おろそかになっていた三味線、踊り、長唄、鳴り物の稽古をし直す」と海老蔵が言っていたと明かした。
 事件の加害者に対しての接触、あるいは示談交渉については「当方からはなにも言ってはいないし、(水面下の交渉などといわれているが)一切こちらからは、ございません」と言い切った。

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2010年12月21日のニュース