泥酔の海老蔵 髪を引っ張り「ケンカ売ってんのか!」

[ 2010年12月3日 06:00 ]

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)に対する暴行事件をめぐっては、警視庁が傷害容疑で杉並区在住の男(26)の逮捕状を取り、捜査を進めている。事件当日の11月25日、東京・西麻布の飲食店では海老蔵が酔って訪れ、個室で大喧嘩なっていたことも分かった。

 海老蔵は11月25日午前4時以降に訪れた西麻布の飲食店でトラブルとなり、店内もしくは店外で殴られたとみられている。目撃者によると、入店時には泥酔し「千鳥足だった」という。
 テレビ朝日は、逮捕状が出ている男と一緒にいた知人の証言を報道。知人は「一緒にいた1人が海老蔵を殴ったのは事実。でも、2、3発ひっぱたいて(男は)われに返っていた。“タレントを殴ってはやばい”と。そしたら海老蔵が殴り返してきた」と話した。
 店内には個室があり、中には海老蔵、男の先輩という不良グループの元リーダーがいた。知人は「個室の中で何が起こっていたかは、当人同士しか分からない」とした上で、「(リーダーの)髪をひっぱったりしていた海老蔵がダメ押しで“てめえ、このやろう”と言っていた」などと説明。男が「やめてもらえますか」と止めたが、海老蔵は「なんだこのヤロー、ケンカ売ってんのか」と言い返したとしている。
 「いいかげんにしてください」「なんだこのヤロー、ケンカ売ってんのか」のやりとりについては、店の関係者も個室の中から「聞こえてきた」と証言している。個室から先に出てきたのは元リーダーで、鼻から血を流しているように見えたという。

 海老蔵は警視庁の調べに「酔った人を介抱していたら知らない男に殴られた」などと話している。双方の言い分に食い違いがあることから、警視庁は飲食店付近の防犯カメラを解析するなど、慎重に裏付け捜査を進めている。

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2010年12月3日のニュース