水谷豊も“登場”?佐藤隆太で「熱中時代」復活 今、旬な女優も出る

[ 2010年12月3日 11:54 ]

水谷豊が教師役を演じた「熱中時代」(左)のリメークに意気込む佐藤隆太

 水谷豊(58)主演で70年代に人気を集めた日本テレビドラマ「熱中時代」が、現代版にリメークされ、スペシャルドラマでよみがえる。32年前と同じ小学校を舞台に、主人公の教師を佐藤隆太(30)が演じる。タイトルも同じ「熱中時代」で、来年放送予定。佐藤は「大きな作品でプレッシャーもありますが、光栄です」と意気込んでいる。

 佐藤が演じるのは、水谷が演じた教師・北野広大の教え子・南雲大地。かつての北野先生と同じ新米教師の設定だ。32年前と同じ若葉台小学校に、赴任する。
 78年10月~79年3月に放送された「熱中時代」は、生徒と同じ目線で問題を懸命に解決していく教師像が共感を呼び、「熱中先生」は当時の流行語になった。最終回の視聴率は40・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
 前田伸一郎チーフプロデューサーは「親子で楽しんで見ていただけるドラマはこれだと思った。これだけの作品で相当なプレッシャーはあるが、良い作品にしたい」としている。
 今回の主人公は、出身地・小笠原諸島の小学校に赴任してきた北野先生の教えを受けた。そして恩師が勤めた若葉台小に赴任。生徒の中に飛び込んでいき、引き起こされる事件をどう解決していくのかが見どころとなる。
 劇中では、南雲が北野先生が作った学級新聞やスナップ写真を見て、懐かしむ場面のほかに、水谷演じる北野先生の映像が回想場面として登場する可能性もある。収録場所も、78年同様に東京・武蔵野市立第三小学校を使用しているため、かつてのファンが懐かしく思えるシーンがたくさんもり込まれそうだ。
 「エネルギーがあり、笑顔がいい」(前田チーフプロデューサー)として起用された佐藤は「オリジナルのに負けないよう、新しい熱中時代で精いっぱい頑張ります」と抱負を語っている。時折対立するヒロインの同僚教師を松下奈緒(25)が演じる。

 ≪79年には「刑事編」も≫78年はオイルショックから立ち直りかけた時代。キャンディーズが後楽園球場公演で解散し、巨人の王貞治が800号本塁打を記録。「熱中時代」は全26回で平均視聴率26・8%。79年4月~10月には「刑事編」が放送され、平均視聴率24・3%。水谷が歌う「カリフォルニア・コネクション」が大ヒットした。80年7月~翌81年3月の「熱中時代2・先生編」は全38回で平均視聴率27・8%だった。

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2010年12月3日のニュース