医師はこう見た 映像からうかがえる海老蔵の今後

[ 2010年12月3日 07:02 ]

 11月25日未明に殴られ、大ケガを負った歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)の姿が2日、事件後初めてキャッチされた。入院先の東京都港区内の病院の屋上に、妻でフリーキャスターの小林麻央(28)とともに姿を見せたところをフジテレビが撮影、放送した。

 吉祥寺セントラルクリニックの矢端正克院長は映像から、「ベンチを持ち上げたり、本を読んだりする一連の動きが自然で、何より心配された脳の損傷がなかったようです。顔面へのダメージがそんなにひどくなかったのではないでしょうか」と分析した。
 海老蔵は先月25日、左頬骨にひびが入るなど全治2カ月の重傷を負った。顔表面に傷をつけないため、口腔(こうくう)内からメスを入れる「上顎洞(じょうがくどう)根本術」を受けた。この手術は一般的に術後の腫れが強いとされ、顔面の左側について矢端院長は「まだ多少の痛みもあるでしょう。1週間たてば今度はかゆみに変わります」と説明。読書をしていたことから、眼球や視神経などにダメージもなかったとみられ、成田屋が行う「にらみ」の演技に支障はなさそうだと指摘している。

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2010年12月3日のニュース