桂きん枝「ヒマなので阪神を応援している」

[ 2010年9月5日 06:00 ]

「彦八まつり」に参加した桂きん枝氏

 7月の参院選比例代表に民主党から出馬し、落選した桂きん枝氏(59)が4日、大阪・生国魂神社で開幕した上方落語協会のファン感謝イベント「彦八まつり」に参加し、約2カ月ぶりに報道陣の前に姿を見せた。

 落選以降は「ヒマですから、5時半からテレビの前に座って阪神を応援している」と苦笑い。選挙を振り返り「政治は懲りた。これからはサポーターになりますわ」と、政界進出の意思がなくなったことを明かした。
 参院選出馬に際し、所属していた吉本興業と上方落語協会を辞めているが「阪神が優勝するまでには世に出られるよう何とかしときます」と芸能活動の再開も示唆。「噺(はなし)家を40年やらせていただいて、思うところはあります。40周年で大きな花火を打ち上げて失敗しましたけどね」と落選をネタにしながら落語への愛情も語った。
 さらに、自身の出馬会見に同席した小沢一郎前幹事長が挑む民主党代表選にも言及。「小沢さんは支持率が低いところからのスタートなんで、支持率低下を気にせず思い切ったことができるんじゃないですかね」と独自の見方で期待を寄せた。
 また、阪神・矢野燿大捕手が今期限りでの引退を表明したことには「吉本矢野会をつくって、一緒に食事したりユニホームももらいましたから」としんみり。それでも「すぐかどうかは別として、コーチになるんじゃないですか」と今後も猛虎の力になってくれることを願っていた。

続きを表示

2010年9月5日のニュース