山田優 連ドラ初主演は痛快貧乏ストーリー

[ 2010年5月24日 06:00 ]

連続ドラマ初主演の山田優は直筆の「がけっぷち」を手に個の表情!

 モデルで女優の山田優(25)が連続ドラマに初主演する。7月スタートのテレビ朝日系「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な“カネ”の話」(金曜後9・00)で、ド根性で貧乏と不幸と戦いながら漫画家として成功していく崖っぷち女を演じる。人気モデルでスタイリッシュな外見とは真逆な役柄で新境地を開く。

 原作は人気漫画家・西原(さいばら)理恵子氏(45)のエッセー「この世でいちばん大事な“カネ”の話」(理論社)。カネをめぐる波瀾(はらん)万丈な半生をつづり、約20万部のヒット作となった。
 山田演じる主人公・絵里子は、幼いころから超貧乏で不幸に次々と見舞われるが、幸せとカネをつかもうと、大富豪漫画家を目指して上京、成功していく様子を軽妙かつ痛快に描いていく。
 襲ってくる不幸はさまざま。幼いころは、家庭内暴力や学校でのイジメ。東京の美大に合格して何とか入学金を支払った後は、ギャンブルで借金がかさんだ義父(陣内孝則)が絵里子と母(渡辺えり)を車に乗せて一家心中を図ろうとし、父親だけが死亡。その後も借金取りに金目のものを奪われる。それでもめげることなく、稼ぐためにホステスのバイトを開始するなど、持ち前のバイタリティーと知恵で乗り越えていく。
 奈良井正巳プロデューサーは「ド貧乏で不幸なヒロインは山田さんのイメージとかけ離れていると思われるかもしれません。しかし、内面に秘めた揺るぎない強さを表現するオーラ、パワー、そして強い目ヂカラを持っています。この役は山田さん以外にないっ!!と確信しています」と話した。
 山田は「初めての連続ドラマの主演なので私らしく頑張っていきます!写真撮影では、プロデューサーや衣装さんと話し合いながら、どうやったら崖っ縁な女を表現できるか考えました」とすでに意欲満々で役に向き合っている。
 共演は塚地武雅(38)、小泉孝太郎(31)、田中要次(46)、大杉漣(58)ら。西原氏のゲスト出演も決まっている。

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2010年5月24日のニュース