テレ東を葬儀社が買う映画…社長「本当になるかも」

[ 2010年4月28日 18:42 ]

 テレビ東京が倒産、葬儀会社に買収されるコメディー映画「お墓に泊まろう!」(夏公開予定)の記者会見が東京都内で開かれ、テレ東の島田昌幸社長が沈痛な表情で「本当にこうなるかもしれないと思って見てください」とジョークを飛ばし、司会の大橋未歩アナウンサーら社員を「しゃ、社長!」と慌てさせた。

 監督は「やりすぎコージー」など人気番組を手掛ける伊藤隆行プロデューサーで構想1日、撮影3日。買収後、放送が1日3時間だけになり、バラエティー制作の場を失った社員(金田哲、河本準一)が意気消沈する中、元社長の島田(松方弘樹)が「世界で一番くだらない葬儀にしてくれ」との遺言を残して死去。葬儀中継3時間特番の制作に社員が燃える。
 本物の島田社長は「(企画を聞いた時は)絶句しましたが、生前葬も悪くない。テレ東もわたしも死んで出直すことにしようと割り切りました」と穏やかな顔だった。

続きを表示

2010年4月28日のニュース