[ 2010年3月28日 06:00 ]

06,年、不思議な感覚を覚えるほどのモーツァルトの「レクイエム」を聴かせてくれたミシェル・コルボ (c)Lauren Pasche
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 そして、私のお薦めは「ショパンの葬送」です。1849年10月、パリのマドレーヌ寺院でショパンの葬儀が営まれた際に演奏された曲目を、再現するというプログラム。ショパンは生前、埋葬する時にモーツァルトの「レクイエム」を演奏して欲しいと希望していたそうで、実際その通りになりました。今回、指揮をするのはフランスの古楽の大家ミシェル・コルボです。私は2006年「モーツァルトの仲間たち」と題された第2回LFJにて、コルボ指揮でモーツァルトの「レクイエム」を聴きました。その頃はまだ「クラシック・コンシェルジェ」の企画もスタートしておらず、まさしく初心者でしたが、演奏の後、胸がスッとして深く息を吸い込むことができるようになったという不思議な感覚を覚えたことが今でも記憶に残っています。

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