藤間紫さん一周忌法要 猿之助「いつも心の中に」

[ 2010年3月28日 06:00 ]

藤間紫さん一周忌法要に参列した藤間貴彦(右)と市川猿之助

 肝不全で死去した日本舞踊紫派藤間流家元、藤間紫さん(享年85)の命日の27日、東京・上野の寛永寺で一周忌法要が営まれた。

 夫で歌舞伎俳優の市川猿之助(70)が施主を務め、市川右近(46)ら約100人が参列。03年に脳梗塞で倒れリハビリ中の猿之助は、孫でジャニーズJr.の藤間貴彦(18)らに支えられ墓前に手を合わせた。法要後、「早いもので1年が過ぎましたが、いつも心の中にあるのは、ともに夢を追い続けた日々です」と文書でコメントした。
 一方、猿之助の「澤瀉(おもだか)屋」一門では、右足大腿骨軟骨損傷などで昨年5月から歌舞伎出演を休止していた市川段治郎(41)が、新橋演舞場で4月1日開幕の「四谷怪談忠臣蔵」で復帰することが決定。7月1日の手術後は自宅で絶対安静の日々を送っていたが、「治る気がしなくて12月には歌舞伎俳優をやめようと真剣に考えた」という。しかし紫さんと最後に交わした言葉が「ひざ早く治しなさいね」だったことなどを思い出して奮起。「ご恩に報いるためにも懸命に演じます」と誓った。

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2010年3月28日のニュース