合成麻薬…シンガー・詩音被告に執行猶予3年

[ 2010年2月15日 16:46 ]

判決後、報道陣の取材に応じる詩音被告

 合成麻薬「ケタミン」を吸引したとして、麻薬取締法違反罪に問われた韓国籍の女性歌手詩音(本名朴有香)被告(26)に、横浜地裁(杉山正明裁判官)は15日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 詩音被告は判決後、報道陣に「絶対にもう一度歌えるようになる。待っていてくれるファンのために頑張る」と話した。
 この日の初公判で結審、即日判決が言い渡された。杉山裁判官は判決理由で「刑事責任は軽くないが、社会内での更生を期待できる」と述べた。
 詩音被告は起訴内容を認め、検察側は冒頭陳述で「仕事が急激に増え、ストレスを発散させるためケタミンを使うようになった」と指摘した。
 判決によると、昨年12月9日ごろ、横浜市中区の自宅でケタミンを吸引した。
 詩音被告は2004年から出身地の横浜市で音楽活動を開始。08年5月発売のデビューアルバムは、音楽情報会社オリコンのランキングで9位を記録するなど若者に人気だった。

続きを表示

2010年2月15日のニュース