ホンジャマカ石塚“人生応援歌”で歌手デビュー

[ 2010年1月7日 06:00 ]

「ホンジャマカ」の石塚英彦のソロデビューシングル「笑っているよ」のジャケット写真

 人気お笑いコンビ「ホンジャマカ」の石塚英彦(47)が歌手としてソロデビューする。2月17日にシングル「笑っているよ」を発売。作詞作曲は、石塚が敬愛する故忌野清志郎さん(享年58)とバンドを組んでいたミュージシャン、三宅伸治(48)が手掛けた。同世代に向けた応援歌で、石塚は迫力のボイスを響かせている。

 グルメ番組のリポーターなどで活躍し、好感度ランキング常連の石塚。実は、バンド活動がライフワーク。83年のホンジャマカ結成前から清志郎さんの大ファンで、5年前に友人と「RCサクセション」のコピーバンド「下北沢フレンドポーク」を結成。年2回ほど、東京・下北沢でステージに上がり、音楽への情熱を燃やしていた。
 清志郎さん率いる覆面バンド「ザ・タイマーズ」のメンバーだった三宅とは08年11月、共通の知人のライブ会場で出会った。清志郎さんの話題などで意気投合。メールなどで連絡を取り合い、石塚は三宅を“アニキ”と慕う間柄になった。09年3月に都内で開催された三宅の誕生日ライブで、三宅が「同世代の気持ちを一緒に歌えたら」と石塚に贈ったのが「笑っているよ」だった。
 ♪つまらない事もあったけど 風呂に入って水に流す メシはたらふくたらふく食おう でなけりゃこの世は生きてはいけぬ(中略)でもとりあえず笑っているよ 僕は今日も笑っているよ
 スローテンポの曲調の楽曲は、100年に一度の不況下で頑張る同世代に向けた応援歌。三宅は「楽しいこと、つらいことがあるけど、それでも前を向いていこうという思いを込めた」といい、笑顔を絶やさない石塚にぴったり。清志郎さんの縁で生まれた楽曲を、身長1メートル75、体重130キロの体格を生かした圧倒的な声量で歌い上げた。
 石塚は「ボクの尊敬する三宅伸治さんが酒を3回飲んだだけでボクの47年間を歌にしてくれました。笑っているボクの顔を想像して聴いてもらって幸せになってくれたらうれしいです」。10年は歌手として“まいう~イヤー”をスタートさせる。

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2010年1月7日のニュース