西方裕之が徳光正行とジョイントライブ

[ 2009年12月20日 21:29 ]

徳光正行と5回目のジョイントライブを開く西方裕之

 新曲「寒桜」(発売・キングレコード)が好調の演歌歌手・西方裕之(48)が20日、東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館・けやきホールで、タレント・徳光正行(38)と2人で「徳光正行・ 西方裕之の昭和を語る・昭和を歌う~金満日本夜明け前~」と銘打ったジョイントライブを開いた。

 同ライブは、昨年10月にスタートして以来、今回が5回目。徳光は、人気フリーアナウンサー・徳光和夫の次男で、自称「昭和オタク」。西方は、昭和時代の曲をよく知っていて、歌うのも好きなことから「昭和」をテーマに、徳光がその時代の裏話を語り、西方が名曲のカバーを歌うという構成のライブを企画した。

 第1回は、戦後から昭和39年のオリンピックまで。第2回と第3回は、昭和40年代を中心。第4回は、昭和50年代。そして今回は、昭和50年代後半から60年代にスポットを当ててのステージで、西方が「北酒場」、徳光が「チャコの海岸物語、続いて西方が「みちのくひとり旅」と3曲続けて歌って幕を開けた。徳光が「今回は第5回目を迎え、昭和55年から昭和63、64年までを特集してお送りします。国鉄や電電公社が民営化されたりして、日本がこれからバブル期に突入するということで『金満日本夜明け前』というサブタイトルを付けてみました」とあいさつ。

 テーマを「社会・事件」「スポーツ・その他」「芸能・歌謡」の3つに分け、グリコ森永事件、日航ジャンボ機御巣鷹山に墜落、消費税3%スタート、巨人8年ぶりの日本一、昭和の2大スター(石原裕次郎、美空ひばり)死去、おしんなど主な出来事について2人で語り合いながら西方は、小林幸子の「雪椿」、冠二郎の「旅の終りに」、北島三郎の「祭り」など、昭和の名曲のカバー全20曲を熱唱。最後は「きよしこの夜」で幕を閉じた。

 西方は「とうとう昭和の最後まで来ましたが、先輩方が歌謡界をいまのいままで引っ張ってきてくださって、この間、『昭和を歌う』というアルバムのレコーディングもやらせていただきましたが、昭和には名曲、好きな曲がいっぱいあるなとつくづく思いました」と話していた。

 西方は、来年1月1日にカバーアルバム「昭和を歌う~演歌の王道~」を発売。「長良川艶歌」「さざんかの宿」「兄弟船」「おもいで酒」「みちのくひとり旅」など全12曲収録。

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2009年12月20日のニュース