本領発揮だ!たけし映画9年ぶりやくざもの

[ 2009年12月1日 06:00 ]

北野監督最新作映画「アウトレイジ」のワンシーン。暴力団事務所の場面で(左から)ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮

 北野武監督(62)が来夏公開を目指し製作中の第15作目の映画のタイトルが「アウトレイジ」に決定した。

 「アウトレイジ(OUTRAGE)」は、英語で「極悪非道」「激怒」の意味。同作は01年の「BROTHER」以来、北野監督9年ぶりのやくざ映画。関係者は「これまでの北野作品の中でも特に暴力描写がすさまじくなりそう。相当“痛い映画”です」と話している。暴力や極悪を連想する言葉をスタッフが持ち寄った中から、監督本人が選んだ。
 関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織の組長が直系暴力団の締め付けを命じ、血で血を洗う抗争に発展するストーリー。北野監督は、やくざ役に初挑戦の加瀬亮(35)から迫真の“キレ演技”を引き出すことにも成功。撮影は終了し、現在は編集作業中で「面白くて仕方ない。凄いのができる」と手応え十分という。

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2009年12月1日のニュース