継母がのりピー監視で“変心”阻止へ

[ 2009年11月28日 06:00 ]

酒井法子がいると思われる南青山のマンション

 元女優酒井法子(38)はこの日、東京・南青山の自宅マンションでテレビのニュース番組に見入った。傍らには9日の判決後、同居を始めた継母(62)がいた。関係者は「継母は高相さんに厳罰が下るとみていた。酒井さんにそれを見届けさせて、ずっと説得してきた離婚の必要性を念押ししたかった」と説明した。

 酒井自身は周囲の説得により公判で離婚の意思を示し、判決(懲役1年6月、執行猶予3年)にも反映された。一方、高相被告側は「更生に家族の存在が不可欠」として離婚を拒否。それだけに継母らは厳罰が下るものと予測していたが、判決は“想定外の軽さ”。関係者は「高相被告の起訴件数は3件。2件の酒井さんと比べて、あまり大差がない判決に思える。酒井さんは当初の意思を曲げてまで執行猶予を勝ち取ったのに…」と首をかしげた。
 周囲は離婚をめぐる酒井の心変わりを心配し始めた。酒井は幼少期に両親が離婚した経験があり、当初は「子供のために離婚はしたくない」意向だった。だが、高相被告が覚せい剤を勧めていたことから継母をはじめ周囲が猛説得。最近ではPTA仲間らの温かい協力も得て、完全に離婚の意思を固めていた。関係者は「離婚しなくてもいいんじゃないかと考えてしまう可能性がある。再び説得していく必要がある」と話した。
 2人の面会禁止の保釈制限事項は、証拠隠滅のおそれがあるために付されたもので、判決が下った時点でその効力はなくなった。そのため周囲は、夫婦だけの接触をおそれており、継母が酒井を監視下に置いて“甘い誘惑”を阻止する構え。関係者は「仮に4、5年後、ともに更生したら再婚すればいい。とにかく一度は離婚させなければならない」と言い、酒井を翻意させないよう注視していくという。
 酒井の判決は25日に確定。18日には介護の勉強のため年明けに入学する創造学園大(群馬県高崎市)のオリエンテーションに参加するなど更生の道を歩み始めたばかりだが、周囲もまたそれを慎重に見守っている。

 ≪大学のHPに登場≫創造学園大の公式ホームページには「酒井法子さんも学んでいます!」の文字があり、18日に酒井がキャンパスを訪れた際の様子が数点の写真で紹介されている。また、「(学生の)皆さん(は)本当に心が広くて優しくて。男性も女性も年齢も関係なく(ウフフという笑い声)同じ場所で一緒に学びましょう。楽しみましょうという気持ちがダイレクトに伝わってきてうれしかったです」などと話す酒井の肉声も流されている。字幕は英語のほか、中国語が入っており、「中国語圏からの留学生を意識したのでは」との指摘もある。

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2009年11月28日のニュース