常盤貴子 長塚圭史と交際6年ゴールイン

[ 2009年10月20日 06:00 ]

 女優の常盤貴子(37)が人気劇作家で俳優、演出家としても活躍する長塚圭史(34)と近く結婚することが19日、分かった。03年に井筒和幸監督の映画「ゲロッパ!」で共演してから交際6年でのゴールイン。長塚の父親で俳優の長塚京三(64)ら双方の親族へのあいさつを済ませ、所属事務所にも報告済み。20日にも正式発表し、婚姻届は今月中に提出するとみられる。

 「連ドラの女王」と言われた常盤が、日本演劇界の次代を担う天才とゴールインする。
 交際6年目を迎えた2人に大きな転機が訪れたのは昨年秋。常盤はNHK大河ドラマ「天地人」で主人公・直江兼続の妻でヒロインの「お船の方」に起用され、1年間の長期撮影に入った。
 一方、長塚も、文化庁が若手芸術家を海外に派遣する「芸術家在外研修制度」で英国へ演劇留学することになった。これは人気劇作家で俳優の野田秀樹(53)が92年に留学したことで有名になった制度。帰国後、野田は劇団の枠にとらわれず俳優を集めて上演するプロデュース公演のさきがけとなり、国内外で活躍。長塚も次代を担うホープとして日本演劇界の期待を背負う存在になった。
 東京とロンドン。約1万キロの“超遠距離恋愛”になった2人だが、それぞれが飛躍を遂げた1年を過ごして出た結論が「結婚」だ。
 親しい知人は「遠く離れたことで互いの愛情はもちろん、才能も高め合える関係であることを再確認したようです」と説明。長塚が一時帰国して、父・京三ら双方の親族へのあいさつは済ませており、所属事務所にも結婚することを伝えた。
 常盤は、多忙なスケジュールの合間を縫って何度か渡英しており、海外生活の苦労が続く恋人をサポートしてきた。留学を終える長塚は、今月下旬に帰国する予定だ。
 しかし、ゆっくり2人の時間を過ごすひまもなく、凱旋公演となる舞台「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」(全国7都市で来年1月21日~3月6日)の稽古に突入。結婚後も仕事を続ける常盤は所属事務所と相談し、女優業優先で調整しており、今月中に婚姻届を提出することになりそう。CMなど関係先への報告も済ませているため、20日にも正式発表する運びだ。
 2人は、03年に映画「ゲロッパ!」で初共演。舞台ファンだった常盤は若者に絶大な人気を誇る演劇集団「阿佐ヶ谷スパイダース」を主宰する長塚と意気投合。劇作家、演出家、俳優の3役をこなす奇才から大きな刺激を受けた常盤はその後、舞台にも進出。演技の幅をさらに広げている。

 ◆常盤 貴子(ときわ・たかこ)1972年(昭47)4月30日、神奈川県生まれの37歳。93年フジのドラマ「悪魔のKISS」で注目を集め、その後、TBS「愛していると言ってくれ」(95年)など数多くのドラマに主演。00年のTBS「ビューティフルライフ」はビデオリサーチ調べで平均視聴率30%超えを記録。連ドラの女王と呼ばれた。2年越し公開の「20世紀少年」3部作や公開中の「引き出しの中のラブレター」など映画も多い。1メートル62。

 ◆長塚 圭史(ながつか・けいし)1975年(昭50)5月9日、東京生まれの34歳。早大入学後「劇団笑うバラ」を結成。解散後、演劇プロデュースユニット「阿佐ケ谷スパイダース」を旗揚げ。98年10月にはフジ「世にも奇妙な物語」で初めてテレビの脚本も手掛ける。04年「はたらくおとこ」「ピローマン」で芸術選奨文部科学大臣新人賞などを受賞。05年も「LASTSHOW」で読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。1メートル81。

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