「福山龍馬」にうっとり…広末涼子も太鼓判

[ 2009年10月6日 06:00 ]

福山雅治にとっての「龍馬伝」撮影初日、初恋の相手「加尾」役の広末涼子がぴったり寄り添う

 来年1月3日スタートのNHK次期大河ドラマ「龍馬伝」(日曜後8・00)の収録が5日、広島県福山市で行われ、坂本龍馬役で主演する福山雅治(40)がクランクインした。初の時代劇が国民的番組の大河とあって「昨夜は眠れなかった」と告白。それでも、パーマをかけ役作りして姿を見せると、共演の広末涼子(29)も「素敵です」とうっとり見とれるほどだった。

 役に備えて髪を伸ばしてきた福山。前日4日に広島県内のホテルでパーマをかけ、エクステンションをつけてボリューム感をアップ。さらに、南国男の雰囲気を出すためメークで日焼けした姿を演出。ポスターで見せていた青年期より、少年っぽい龍馬を作り出すよう工夫をこらした。
 この姿に、龍馬の故郷・高知の出身で、初恋の相手となる平井加尾役を演じる広末も会見では、ちらちらと横みを見ては笑顔を浮かべて「素敵です」。そして「龍馬は土佐の人だし、わたしが男に生まれていたら演じたかった人。でも、福山さんなら格好いいから(自分じゃなくても)“いいか”と思いました」と絶賛した。
 「龍馬伝」の撮影自体は8月末に始まっていたが、主演の初収録とあって、詰めかけた報道陣は46社約60人。NHK広報によると「ロケ取材では過去最大規模」。セット用の家屋など資材60トンを持ち込んで福山市に高知城下が再現され、エキストラの応募も3000人を超えるなど、期待の高さを示した。
 1968年の大河「竜馬がゆく」をはじめ、ドラマで何度も描かれた明治維新の大物を演じる重圧は、想像に難くない。数々の主演を務めてきた福山でさえ「昨夜はあまり眠れなかった。普段はそういうことはないんだけど」と素直に告白。それでも「心構えはできていたので、楽しく(クランク)インできた」と、初日の出来に自ら及第点。殺陣の場面に向け、コンサートツアー中も木刀を振るなど備えていたという。
 「時代が変わろうというときには、夢や情熱の強い人間がいい方向に導くのではないか。その代表が坂本龍馬」。混とんとした変化の時代に“福山・龍馬”がどんなメッセージを送るのか、放送に注目が集まる。

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2009年10月6日のニュース