奄美のあぶりで追起訴 酒井法子被告「深く反省」

[ 2009年9月11日 14:14 ]

午後4時15分、酒井法子被告を乗せ、東京地裁を出る車

 東京地検は11日、鹿児島県の奄美大島で覚せい剤を吸ったとして、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で女優酒井法子(本名高相法子)被告(38)=別の覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴=を追起訴した。酒井被告が使用の罪で起訴されたのは初めて。

 捜査関係者によると、酒井被告は「悪いことをしました。深く反省しています」などと供述、起訴内容を認めている。
 併せて、千葉県勝浦市の別荘で覚せい剤0・097グラムを所持した罪で夫の高相祐一容疑者(41)=別の使用・所持罪で起訴=も追起訴。酒井被告夫婦に対する一連の捜査は終結する見通し。
 捜査関係者によると、酒井被告が東京地裁に保釈請求した場合、地検は「証拠隠滅の恐れがある」として保釈反対の意見を出す方針。高相被告については反対しないとみられる。
 起訴状によると、酒井被告は7月30日ごろ、奄美大島のホテル客室で覚せい剤若干量をあぶって吸った、としている。
 捜査関係者によると、酒井被告は家族と皆既日食を見るため、7月中旬から下旬にかけて奄美大島を旅行。高相被告らが外出している間に1人で覚せい剤を使ったという。
 酒井被告は東京・南青山の自宅で8月上旬に覚せい剤を所持した罪で8月28日起訴され、奄美大島での使用容疑で9月10日追送検された。自宅で使用した疑いでも追送検されたが、起訴猶予処分になるとみられる。
 酒井被告の初公判は10月26日、高相被告の初公判は同21日にいずれも東京地裁で開かれる。

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2009年9月11日のニュース