東宝スタジオで松林宗惠監督とお別れ

[ 2009年9月11日 06:00 ]

 8月15日に心不全のため亡くなった映画監督の松林宗惠(しゅうえ)さん(享年89)の「お別れの会」が10日、東京・成城の東宝スタジオ第8ステージで営まれた。

 宇津井健(77)、中井貴一(47)、八千草薫(78)ら510人が参列。発起人の1人で、57年の「青い山脈」など松林監督の20作品に出演した司葉子(75)は「女優を続けていられるのは、新人以来ご指導をたまわったたまもの。いま(後輩たちが)“青い山脈”をあらためてつくろうという話があって、総監督をお願いするつもりだった」としのんだ。
 思い出の詰まったスタジオには、森繁久弥(96)主演の「社長」シリーズなどのチラシ、愛用のディレクターズチェアなどが展示。監督が手掛けた作品の映像が紹介されると大きな拍手が起こった。また監督の故郷の島根県江津市から特別功労賞が授与された。

続きを表示

2009年9月11日のニュース