ショーケン6年ぶり歌う!来春全国ツアーも

[ 2009年9月11日 06:00 ]

約6年ぶりに歌手活動を再開する萩原健一

 俳優で歌手の萩原健一(59)が6年ぶりに音楽活動を再開する。故河島英五さん(享年48)の代表曲「時代おくれ」(86年8月)をカバーして、11月4日に音楽配信。「今は体調も気力も最高のコンディションにある」と言い、来春にも全国ツアーを開催する。

 「時代おくれ」は07年に亡くなった阿久悠さん(享年70)が作詞(作曲森田公一)。
 ♪妻には涙を見せないで、子供に愚痴をきかせずに…と不器用な男の生きざまを描いた歌だ。河島さんはこの曲で86年の日本有線大賞特別賞を受賞。91年に再発売され、同年のNHK紅白歌合戦で歌うなど代表曲の1つとなった。
 同曲が発売される1年ほど前、萩原が知人の紹介で阿久さんの仕事場を訪れ、2人で人生観を語り合った。その後、同曲が発表されたため萩原にとって思い入れの強い歌となった。
 カバーのきっかけになったのは「歌鬼(がき)」シリーズなど阿久さんのトリビュート作品を手掛けるスタッフの提案。75年には河島さんの「酒と泪と男と女」をカバーしたこともあり、音楽活動再開にぴったりな曲としてカバーすることを決めた。このほど都内でレコーディング。間奏にアドリブで英語詞を織り交ぜるなど絶好調で「阿久さんの詞は品格があって深い。あらためて感じさせられた」と感慨に浸った。
 同曲はレコチョクやiTunesミュージックストアなどで11月4日配信予定。CD化は未定。
 萩原は03年に全国ツアーを開催したが、05年に降板した映画「透光の樹」の出演料をめぐる恐喝未遂事件で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受け芸能活動を休止。猶予期間が明けた昨年、グラフィックデザイナーの宇川直宏氏(41)の音楽ユニットに客演するなどして、音楽活動再開に向け準備をしてきた。
 先月にはTBSのバラエティー番組「チューボーですよ!」で堺正章(63)とザ・テンプターズ時代のヒット曲「エメラルドの伝説」を共演。渋く深い歌声はGS時代を知らない世代からも支持されており、来春にもスタートする全国ツアーは話題になりそうだ。

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2009年9月11日のニュース