今後を息子に託し…五代目 柳亭痴楽さん逝く

[ 2009年9月8日 06:00 ]

病気のため亡くなった5代目・柳亭痴楽さん。1996年撮影

 江戸前の芸風で知られた五代目柳亭痴楽(りゅうてい・ちらく、本名沢辺幸三=さわべ・こうぞう)さんが7日午後9時47分、腎不全のため東京都北区西ケ原の自宅で死去した。58歳。北海道出身。葬儀は未定。

 「恋の山手線」「痴楽綴り方教室」などで一世を風びした四代目痴楽の弟子で、96年に五代目襲名。01年から落語芸術協会理事、04年から同協会常任理事を務めた。05年3月に脳幹出血で倒れてから闘病生活を余儀なくされていた。前名の「柳亭小痴楽」で息子の柳亭ち太郎(20)が11月1日から二つ目に昇進することが決まり、病床で成長を喜んでいたという。

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2009年9月8日のニュース