反米の2人 仲良くレッドカーペットに登場

[ 2009年9月8日 10:20 ]

 イタリアで開催中の第66回ベネチア国際映画祭に7日、ベネズエラの反米左翼チャベス大統領と、米政府を批判した作品で知られるオリバー・ストーン監督がそろって現れ、観衆らの喝采を浴びた。ANSA通信などが伝えた。

 2人はチャベス大統領を扱った同監督の新作ドキュメンタリー映画「SOUTH OF THE BORDER」上映に合わせベネチアを訪れた。映画はその反米姿勢や独裁体制から米国で激しい批判を受けることが多い大統領を英雄的にとらえ、話題を呼んでいる。
 大統領は監督とともに映画祭会場の赤じゅうたんに立ち観衆に花を投げ入れたり、カメラマンのカメラを取り写真を撮るなどのパフォーマンスを演じた。
 大統領は最近も、産油国ながら精製施設不足でガソリンを輸入に頼るイランへの禁輸制裁を検討する米国をけん制するため、イランへのガソリン輸出を決めるなど、反米姿勢を強めている。(共同)

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2009年9月8日のニュース