滝川クリステルキャスターらも一般傍聴席に

　東京地裁で３日に開かれた初めての裁判員裁判の法廷に用意された一般傍聴席５８席には、テレビ局のニュースキャスターやマスコミから依頼を受けた専門家ら、新聞やテレビでなじみのある有名人が顔をそろえた。

　傍聴席にいたニュースキャスターは、安藤優子さん、滝川クリステルさん、小宮悦子さんら。ほかに元検事で「さわやか福祉財団」理事長の堀田力さん、作家の佐木隆三さん、犯罪被害者の遺族でつくる「あすの会」代表幹事の岡村勲弁護士、ジャーナリスト大谷昭宏さんらも傍聴した。
　佐木さんは「冒頭陳述では難しい表現を言い換えるなど、分かりやすく感じた。裁判員裁判が始まった、と実感した」と評価する一方で「裁判長が傍聴人に話し掛けるなどの場面があっていい。傍聴人もいつか裁判員になるかもしれないのだから」と注文を付けた。