ワッハ通天閣への移転方針で協議

[ 2009年8月3日 13:00 ]

 大阪府が府立上方演芸資料館(ワッハ上方)を通天閣に移転する方針を決めたことについて、同館を管理・運営する特定非営利活動法人(NPO法人)「ニューウエーブ大阪」は3日、緊急の理事会を開き、対応を協議した。

 副理事長の山本雅弘毎日放送会長はこれまで「資料が移転先でどう扱われるか、府から説明がない」と不満を示しており、こうした問題などについて話し合われたとみられる。4日午前に記者会見が行われる予定。
 ニューウエーブ大阪は、ワッハ上方に映像や音声の資料を提供している在阪民放6局の社長らが理事を務める。
 ワッハ上方の入居ビルを所有する吉本興業は、大阪府が決定した移転方針に「ビルは府の意向に沿って仕様を決定した特殊な施設で、恒久的な入居が前提だった。移転は遺憾」などと反発。これに対し橋下徹知事が「吉本さんはお金にがめついのでは」と批判するなど、双方の応酬が続いている。

続きを表示

2009年8月3日のニュース