菅野美穂が初エッセー本、旅で培った人生観

[ 2009年7月21日 06:00 ]

 女優の菅野美穂(31)が初のエッセーを出版することになった。旅のフォトエッセー「カンタビ」(8月28日発売、講談社)で、過去31カ国・地域を旅した菅野が4月中旬に訪れたクロアチアを中心に写真と、その思い、人生観などをつづる内容だ。

 「旅が大好き」という菅野は、人気観光地のハワイやパリのほか、仕事でアフリカを訪れたり、ベルギーなどへの1人旅もあった。「旅はリセットできて新鮮な気持ちになれる。“カンタビ”で、旅に行ってみたいと思ったり、行ったような気持ちになっていただけたらうれしい」と話した。
 初のフォトエッセーには、「旅慣れた知人に薦められた」というクロアチアのドブロブニク旧市街や首都ザグレブ、自然の中で撮影したショット約120点と過去の旅でのプライベートショット60点以上が掲載される。
 思い立ったら1人で旅行に出る。周りのスタッフも驚く行動力で「この前は日帰りで博多へ行った」とニッコリ。それだけに、旅のエピソードは豊富だ。初めての1人旅は22歳で、行き先はロンドン。クレジットカードが現地で使えず、現金もほとんど持ってなかったことから、食事は連日ファストフード。「寂しさを紛らわせるため、ハトにポテトをあげて過ごした。それからハトが好きになった」という珍道中も。こんな素顔がのぞける旅の思い出や、「旅は脳と心の風通しをよくしてくれる」「旅ではクチコミに勝るものなし!」など“菅野式格言”などが紹介される予定だ。
 仕事は順風満帆。幅広い役柄をこなし、同性からも支持が多いが「楽しいから一生懸命やるのではなく、一生懸命やるから楽しいというように考えが変わってきた」という。女優業を支えるのが旺盛な好奇心。「行ったことがないところへ行きたい」という旅はまだまだ続きそうで、「将来、もしかしたら、旅人になって、“あの人、昔、女優だったんだよ”なんて言われているかもしれません」と笑顔。
 8月28日には東京・渋谷の「リブロ渋谷店」で300人限定の握手会も予定されている。

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2009年7月21日のニュース