ハリポタ3人衆を44年ぶり豪雨が“歓迎”

[ 2009年7月9日 06:00 ]

 人気映画シリーズの第6作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(15日日公開)の世界プレミアが7日(日本時間8日未明)、英ロンドン市内で開かれた。主演のダニエル・ラドクリフ(19)は最終章となる第7章の撮影に入っており「ラストの時は必ず3人で日本に行く」と明言。親友役のルパート・グリント(20)、エマ・ワトソン(19)と初めて3人そろっての来日を約束した。

 ロンドンきっての映画街レスタースクエアでのプレミア。ハリー役のラドクリフは「3人で日本に行くことはとても大切なこと。必ず実現させるために僕の方から提案する」と宣言した。
 日本での興行収入は第1作「賢者の石」が歴代3位の203億円を記録するなど、過去5作で715億円。完結作「死の秘宝」は10年11月公開の「PART1」と、11年夏公開の「PART2」の2部作で公開。配給のワーナー・ブラザース映画は全8作で1000億円を目指しており「達成に向け3人そろっての来日は必須。ダニエルの発言は心強い」と期待した。
 この日のプレミアは、シリーズ最大の悲劇が描かれる今作を象徴するかのような悪天候。40カ国500人の報道陣を含む約4000人が詰めかけた同広場を、雷雨が襲った。現地メディアによると、過去3カ月分の総降水量を3時間で観測し、「1865年以来の豪雨」を記録。
 ロン役のグリントは、新型インフルエンザに感染し、完治したばかり。一瞬にして黒の上下の衣装はびしょ濡れとなり、ブルブルと体を震わせた。それでも「病気はもう大丈夫。雨の中ありがとう」と約2時間にわたってファンの声援に応えた。
 一方、ハーマイオニー役のワトソンはドレスが濡れて、大人になったボディーラインがくっきり。傘を差して歩き「とにかく楽しんで」と笑顔を振りまいた。
 第1作の時は12歳だったラドクリフも、今月23日の誕生日で20歳に。「これからも俳優を続けたい」と語った。「MARRY ME DAN(ダニエル、結婚して)」の声援にも、額に張り付いた前髪を気にしながら手を振った。

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2009年7月9日のニュース