評論家の平岡正明さん死去

[ 2009年7月9日 11:53 ]

 ジャズや落語など幅広いジャンルで活躍した評論家の平岡正明(ひらおか・まさあき)さんが9日午前2時50分、脳梗塞のため横浜市保土ケ谷区の横浜市立市民病院で死去した。68歳。東京都出身。葬儀・告別式は13日午前11時から、横浜市西区元久保町3の13、一休庵久保山式場で。喪主は妻秀子(ひでこ)さん。

 60年安保闘争に参加して早大を中退後、1964年に評論家デビュー。ジャズや映画などの芸能から、筒井康隆さんらを対象にした文学論まで多様な評論を手掛け、79年の「山口百恵は菩薩である」はベストセラーになった。
 落語への造詣の深さでも知られ「大落語」「志ん生的、文楽的」などの著書を残した。
 「大歌謡論」で大衆文学研究賞、「浪曲的」で斎藤緑雨賞。「ジャズ宣言」「国際艶歌主義」など著書多数。

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2009年7月9日のニュース