さんまの師匠・松之助が“半生記DVD”

[ 2009年5月22日 06:00 ]

「この年齢でDVDを出していただくというのは、芸人冥利につきる」と話す笑福亭松之助

 上方落語界最長老で、明石家さんまの師匠としても知られる落語家・笑福亭松之助(83)初のDVD・CDボックス「楽悟家 笑福亭松之助」(DVD5枚、CD5枚、税込み2万5200円)が27日に発売される。現在も水泳を続けるなど元気いっぱいの松之助は「この年齢でDVDを出していただくというのは、芸人冥利(みょうり)につきると思っています」と感激しきり。

 「らくだ」「へっつい幽霊」などの古典から、シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」を翻案したオリジナル落語や、一部マニアには熱狂的人気を誇る「仮面ライダー」などの創作ネタまでバラエティー豊かな45席。1957年収録の「鳥屋坊主」から2008年収録の「三十石」まで50年以上にわたる、まさに松之助の“半生記”。また、大淀ABCホール、「ヤンリク落語会」、ホテルプラザなど懐かしい会場、落語会の名前が並び、上方芸能の記録としても貴重なものとなっている。
 さんまにもボックスセットを贈ったそうで、「昔からさんまからは返事のあったことはありません。しかし喜んでくれているのはよく分かります。弟子と師匠ですから」。DVDには、そのさんまとの師弟トークや昨年11月に行われた芸能生活60周年記念「よしもと天然記念物保護の会」での口上も納められている。

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2009年5月22日のニュース