細川たかし「歌い続けることが親孝行」

[ 2009年5月18日 06:00 ]

実父・松次郎氏の遺影の前で悲しみをこらえる細川たかし

 演歌歌手の細川たかし(58)の父親で、15日に心不全のため99歳で死去した細川松次郎(ほそかわ・まつじろう)さんの通夜が17日、札幌市の西区博善斎場でしめやかに営まれた。折からの雨にもかかわらず、故人をしのんで300人以上が参列。通夜の前後には細川の歌が流れた。

 あえて涙は見せなかった。「亡くなるのはつらいですけど、99歳ですから…。天国で下手な歌を歌っているんじゃないかな」と細川。松次郎さんは70年から80年代にかけてテレビ番組に「細川かかし」の名前で出演するなど、おおらかな人柄で知られた。「派手なことが好きでしたから。楽しく明るく“ありがとう”と言って送りたいですね」と話した。
 6月24日には、10年ぶりにアレンジして再録音した新曲「櫻の花の散るごとく」をリリースする。祭壇の前で「頑張って歌い続けることが、親孝行になると思いますから」と話した。葬儀・告別式は18日午前10時半から、同斎場で執り行われる。

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2009年5月18日のニュース