絢香突然の難病告白…治療に専念、主婦に専念

[ 2009年4月4日 06:00 ]

持病を告白して涙ぐむ絢香(右)からマイクを引き継ぎ、フォローする水嶋ヒロ

 本紙報道で結婚が明らかになった俳優の水嶋ヒロ(24)と歌手の絢香(21)が3日、都内でそろって記者会見を開き、2月22日に結婚したことを発表した。いずれも左手に結婚指輪をして登場。絢香はバセドー病のため年内で歌手活動を休止し、治療に専念すると公表した。水嶋は「この人を逃したら一生後悔すると思った。彼女を一生守ってあげたい」とドラマ以上の熱烈な言葉で思いを明かした。

 人気絶頂の中での電撃的な極秘結婚に加え、人知れず抱えていた病気と歌手活動の休止…。2人の口から飛び出す衝撃的な事実の数々に、会見場は騒然となった。
 午後9時10分から水嶋出演の新ドラマ「MR.BRAIN」を製作する東京・赤坂のTBSで開かれた。約150人の報道陣を前に水嶋は「2月22日に入籍し、ともに人生を歩き始めました」と報告。日取りの意味を「2人でいい夫婦」と説明。今月1日に所属事務所に伝えるまでに1カ月以上あったことを「事後報告にすることでかなうかなと…」と言い、“売れっ子カップル”ならではの苦肉の策だった。
 左手薬指には永遠の愛を誓う指輪が輝き「絢香さんが(昨年暮れの)紅白歌合戦に出場する直前に自宅で渡しました」と説明。プロポーズは交際数カ月後の昨年秋で「ストレートに結婚してほしいと言いました」。その真っすぐな言葉に絢香は「目の前が真っ白になって。夢かなと思って聞き返したと思います。本当だ現実だと思って“私でよければ喜んで”と言いました」と人生最高の幸せの瞬間を振り返った。
 出会いは05年9月にさかのぼる。デビュー前に絢香が都内で行ったお披露目ライブ。そして08年6月に雑誌の対談で意気投合し「凄くしっかりしている子だなと」(水嶋)、「凄く目が強くて素敵な方だなと思いました」(絢香)と強くひかれ合ったことを明かした。
 人気絶頂の中での電撃婚を水嶋は「恋愛の延長線上に結婚があるということを初めて思わせてくれた人だった。この人を逃したら一生後悔すると思った。それが決め手です」と熱烈な言葉で説明。デビュー翌年に患ったバセドー病の治療のため歌手活動を休止する新妻をやさしく見つめ「1人の男として守るべきものがあることがこんなに力になるんだと思いました」とキッパリ。初々しく純粋な2人に、取材陣からあたたかい拍手がわき起こった。

 ◆水嶋 ヒロ(みずしま・ひろ)1984年(昭59)4月13日、東京都生まれの24歳。中学までスイスで過ごす。神奈川・桐蔭学園高ではサッカー部で全国高校選手権出場。慶大に進学後、モデルとして芸能活動を開始。06~07年、テレビ朝日「仮面ライダーカブト」で主演。今年1~3月にはフジ「メイちゃんの執事」に出演。主演映画「ドロップ」が大ヒット中。1メートル80。血液型AB。

 ◆絢香(あやか)1987年(昭62)12月18日、大阪府生まれの21歳。高校2年時から楽曲製作開始。デモテープをきっかけに、ワーナーミュージックと契約。05年に上京。06年1月「I believe」でデビューし、オリコン初登場3位。同年9月、「三日月」でオリコン1位を獲得。同年の日本レコード大賞最優秀新人賞。NHK紅白歌合戦に3年連続出場中。1メートル57。血液型O。

 ▽バセドー病 自分の甲状腺を異物とみなし、甲状腺に対する自己抗体ができるために起こる病気。“異物”を攻撃するため甲状腺ホルモンの分泌が多くなり、新陳代謝が活発化することでほてりや動悸(どうき)、コレステロール値の低下、多汗、イライラ、集中力の低下などの症状が出る。20~30代の女性に多い。

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2009年4月4日のニュース