阿久悠さん楽曲 豪華13組共演が実現!

[ 2009年1月15日 06:00 ]

 07年に他界した戦後最大の作詞家阿久悠さん(享年70)の名曲をフォーク歌手たちがカバーしたトリビュートアルバム「歌鬼2~阿久悠VSフォーク~」が2月4日に発売される。イルカ(58)の「北の宿から」など全13曲の驚きの組み合わせが実現した。

 70年代の日本の音楽界に旋風を巻き起こした阿久さんとフォーク。30年以上の時を経て初めてコラボレーションした。
 昨年の日本レコード大賞企画賞を受賞した「歌鬼~阿久悠トリビュート~」に続く第2弾アルバム。今回参加したのは当時フォーク、ニューミュージック系といわれた歌手13組。阿久さんと同時期に活動しながら、歌謡界とフォークという対立軸にいたため、決して交わることのなかった驚きの組み合わせだ。
 アコースティックギターを弾きながら歌うイルカの「北の宿から」は、同じ切なさでも「原曲が日本海ならこちらは太平洋」(山崎一稔プロデューサー)といった趣。藤圭子「京都から博多まで」を因幡晃(54)が歌うと“恨み節”が“にじみ節”に。トラック運転手が愛した八代亜紀「雨の慕情」は永井龍雲(51)によって主婦向きの失恋ソングに変身した。
 通常盤とは別に2枚組で発売するスペシャル盤では「齋藤アンコーのオールナイトニッポン~たいむすりっぷ~」と題して、全参加歌手がラジオ番組形式で登場して当時の代表曲を収めた構成。あがた森魚「赤色エレジー」、BUZZ「ケンとメリー」など懐かしい歌がよみがえる。

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2009年1月15日のニュース