「篤姫」“有終”瞬間最高視聴率34.9%

[ 2008年12月16日 06:00 ]

 宮崎あおい(23)主演のNHK大河ドラマ「篤姫」の最終回(14日放送)視聴率は28・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。これで全50話すべて20%超えとなった。平均視聴率は24・5%で、過去10作品では松嶋菜々子主演の「利家とまつ」(02年)を抜き最高。

 最高瞬間視聴率は午後9時の34・9%で、小松帯刀(瑛太)の妻、お近(ともさかりえ)からの手紙を篤姫が読んでいるシーンだった。
 宮崎は大河史上最年少の22歳1カ月(放送開始時)で主演。初回(1月6日)の視聴率こそ過去10年で、01年「北条時宗」(19・6%)、06年「功名が辻」(19・8%)に続くワースト3位の20・3%と低かったが、徐々に女性視聴者の支持を広げていき、安定した人気を獲得。さらに、最高視聴率の11月30日放送の「無血開城」は、北京五輪の女子マラソンやプロ野球の日本シリーズを抑え、年間(15日現在)4位の29・2%を記録した。
 佐野元彦チーフ・プロデューサーは「“幕末ホームドラマ”と称し、ヒロイン篤姫とその家族の心の触れ合いを軸にした今回のドラマは、“分かりやすい”“親しみを持てる”“毎回、感動できる”との声を数多くいただきました」と振り返る。さらに「従来の大河ドラマ以上に女性の支持が高く、中でも20歳代の女性から、かつての大河ドラマになかった高い支持を得たことが篤姫の特長です」と分析した。

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2008年12月16日のニュース