父の渡辺謙に続いた!杏が大河ドラマ出演

[ 2008年11月18日 06:00 ]

2009年大河ドラマ「天地人」の出演者発表会見に出席した(前列左から)木村佳乃、松田龍平、松方弘樹、笹野高史、吉川晃司(後列左ろから)杏、中尾彬、宇津井健、石原良純

 09年のNHK大河ドラマ「天地人」の後半部分の主な出演者が17日、東京・渋谷の同局で発表された。モデルの杏(22)が武将・伊達政宗の正室役を演じる。父で俳優の渡辺謙(49)は1987年の大河ドラマ「独眼竜政宗」に伊達政宗役で主演している。杏は渡辺にアドバイスを求めないといい、「自分なりに頑張っていきたい」と力強く語った。

 杏は、松田龍平(25)演じる伊達政宗に12歳で嫁ぐ愛姫(めごひめ)役。「時代小説が好きなので、初めて時代劇に出られるのがとても楽しみ。内助の功の妻だと聞いているので、精いっぱい支えていきたい」と抱負を語った。
 これまでパリコレに出演するなどモデルとして活躍。女優では、07年9月のテレビ朝日スペシャルドラマ「天国と地獄」と現在公開中の映画「櫻の園」に出演しただけ。3作品目でNHK大河に起用された。
 「独眼竜政宗」は平均視聴率で全大河ドラマ最高の39・7%を記録した渡辺の代表作の一つ。当時の妻役は桜田淳子(50)だった。これについて杏は「独眼流政宗のころに(86年に)生まれたので、父のやった姿を見ていない。父には(今回の決定を)話してません。ちょっと怖い」と苦笑い。
 「お父さんにアドバイスを求める?」の報道陣の質問には「今まで仕事のことは父とあんまり話したことがないので、自分なりに頑張ってやっていこうかなと思っています」と語った。クランクインは来年2月か3月。「戦国時代はどうしても女性は支える立場なので、キャラクターの自由度は高いのかなと思う。これからいっぱい考えていきたい」。制作統括の内藤愼介チーフプロデューサーは「杏さんは背が高く(1メートル76)、時代劇が好きで面白い。成長が楽しみ」と語った。1メートル83の松田と長身夫婦となる。
 徳川家康役の松方弘樹(66)は「大河は勝海舟(74年)以来、35年ぶり2本目。初めは結構主役(妻夫木を)いじめるみたい」とドラマの一端を紹介。「篤姫」に出演中の弟・松田翔太(23)に続いて兄弟で大河出演となる松田は「長く一つの役をやるという話を(兄弟で)した」と語った。

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2008年11月18日のニュース